レオメータとは、どのような装置ですか?
非ニュートン流体の流動特性を測定する装置です。幅広い条件下で測定を行い、非ニュートン流体のレオロジー特性を評価することができます。もちろん粘度計と同様の測定も可能です。
必要な試料量はどれくらいですか?
SV-10000Aでは少量サンプル容器を使用することで10mLから測定をすることが可能です。
温度は一定なのに粘度が上昇してくるのはどうしてですか(ニュートン流体)?
振動子に気泡が付着した場合、その気泡を感知して粘度が上昇する場合があります。
温度は一定なのに粘度が下降してくるのはどうしてですか(ニュートン流体)?
サンプルの蒸発などにより液面が低下した場合、粘度が低く測定されます。容器開口部に蓋をするなど対策を行ってください。
他の方式の粘度計と値が異なるのはどうしてですか?
粘度計校正用標準液で校正しており、非ニュートン流体を測定する場合は測定方式の違いにより異なった値が出る事があります。これはずり速度が各方式により異なる為です。音叉振動式では測定結果として、粘度と密度の積を表示する点にも注意してください。
試料は同じなのに誤差が出るのはどうしてですか?
液面の高さにより誤差が生じます。1mm液面の高さが変化すると、5%程度の誤差がでることがあります。
操作は簡単ですか?
タッチパネル操作で、初めてご利用される方でもストレス無くご利用可能です。
標準以外の容器を使用する場合、注意することはありますか?
SV-10000Aは、サンプル容器(ポリカーボネイト製35~45ml)で粘度校正が行われています。標準サンプル容器以外の容器を使用し1000mPa・s以上の高粘度の絶対値を測定される場合は、使用する容器にて校正を行うことをお勧めします。
流動状態の試料でも粘度測定は可能ですか?
可能です。流動状態での試料でも連続的に粘度測定できることは音叉型振動式粘度計SV-Aシリーズだけの大きな特長です。スターラで攪拌することのできる300mPa・s以下の粘度領域であれば、試料が流動していても測定ができます。しかし液面が波打つほど試料が運動している場合は液面レベルが変化するために安定した測定をすることができません。また、非ニュートン流体の場合は試料の流動速度が変わると粘度値が変化するので、流動状態(速度)を一定にして測定してください。